「勤怠管理アプリを導入したいが、コストをかけたくない」「まず無料で試してから判断したい」という建設会社の声は多くあります。中小企業庁の調査によると、中小建設会社の約52%が勤怠管理に紙やExcelを使っており、クラウド型勤怠管理ツールの導入率は製造業の47%や情報サービス業の71%と比べて低い水準にあります。
導入コストへの懸念は現実的です。月額300円/人のサービスでも、30名いれば月9,000円(年間108,000円)の費用が発生します。しかし無料プランやトライアルを活用することで、まずコストゼロで業務改善の感触をつかむことができます。実際のところ、勤怠管理アプリの「無料」には3つのパターンがあり、その違いを理解せずに選ぶと「いざ使おうとしたら有料プランへの移行を迫られた」「人数制限で使えなかった」という事態になりかねません。
この記事では、建設業の勤怠管理に必要な「GPS打刻」「現場直行直帰の管理」「現場別の労働時間集計」に対応した無料・低コストのアプリを7つ比較します。無料プランで使い続けられるものと、あくまでもトライアルにすぎないものを明確に区別したうえで、建設会社の規模別おすすめも整理します。
建設業の勤怠管理が難しい理由 — オフィスワークとの根本的な違い
建設業の勤怠管理は、デスクワーク中心の業種とは異なる複数のハードルがあります。これを理解しておくと、「無料プランで本当に業務に対応できるか」を判断する際の基準がはっきりします。
現場ごとに勤務場所が変わる
毎日同じオフィスに出勤するわけではなく、日によって複数の現場を移動することもあります。ICカードや固定の打刻端末による管理では、現場ごとの労働時間を正確に把握することができません。GPS打刻や現場ごとのQRコード打刻に対応したアプリが建設業には必須です。
直行直帰が常態化している
多くの建設現場では、社員が自宅から直接現場に向かい、帰りも現場から直帰するケースが一般的です。事務所に立ち寄らないため、出勤打刻が正確に取れないという問題が生じます。スマートフォンのGPSを活用した打刻機能や、特定のエリアに入ったときに自動打刻する「ジオフェンス機能」があるアプリが有効です。
職種・現場ごとの労働時間集計が必要
建設業では原価管理の観点から「この現場に何人が何時間入ったか」という現場別の集計が経営上重要です。単純な個人別の労働時間管理だけでは不十分で、現場コードを付与して集計できる機能が求められます。
2024年問題(時間外労働上限規制)への対応が急務
建設業には2024年4月から時間外労働の上限規制(原則月45時間・年360時間)が適用されました。厚生労働省の調査によると、建設業の月間時間外労働の平均は他業種より高水準にあり、違反リスクの管理のために正確な勤怠記録が法的に不可欠です。36協定の超過アラートや月次サマリーレポートに対応したアプリが求められます。
「無料」の3種類を正しく理解する
勤怠管理アプリの「無料」には3つのパターンがあります。混同すると選定後に「思っていたものと違う」という事態になります。
| 種類 | 内容 | 使い続けられるか |
|---|---|---|
| 完全無料(フリープラン) | 人数・機能の制限あり。期間制限なし | 制限内なら永続的に使える |
| 無料トライアル | 機能制限なし。一定期間後に有料移行 | トライアル終了後は有料か停止 |
| 機能限定無料プラン | 基本機能のみ無料。高度機能は有料 | 機能制限を許容できれば使える |
10人以下の小規模建設会社であれば「完全無料(フリープラン)」で業務をまかなえる可能性があります。20〜50人規模では無料トライアルで検証してから有料プランへ移行するアプローチが現実的です。
建設業の勤怠管理アプリに必要な機能チェックリスト
アプリを選ぶ前に、自社で必要な機能を整理しておきます。無料プランでは提供されない機能が含まれる場合があるため、事前確認が重要です。
- GPS打刻(スマートフォンの位置情報を利用した打刻)
- 現場直行直帰の打刻対応(出社せずに打刻できる)
- 現場コード・プロジェクト別の労働時間集計
- 36協定チェック・時間外労働のアラート通知
- 給与計算ソフトとのCSV出力・連携
- 管理者が複数拠点・複数現場を一括管理できる画面
- スマートフォンアプリ(iOSとAndroid両対応)
- 残業申請・有給申請のワークフロー
建設業向け勤怠管理アプリ無料・低コスト7選
| サービス名 | 料金 | 主な機能 | 補助金対応 |
|---|---|---|---|
| HRMOS勤怠 | 10名まで無料(永続) |
| 未対応 |
| KING OF TIME | 60日無料トライアル / 月300円/人〜 |
| 対応 |
| ジョブカン勤怠管理 | 30日無料 / 月200円/人〜 |
| 対応 |
| freee人事労務 | 1名まで無料 / 月2,480円〜 |
| 対応 |
| 楽楽勤怠 | 30日無料 / 要見積もり |
| 対応 |
| スタッフコード | 30日無料 / 月1,980円〜 |
| 対応 |
| ジンジャー勤怠 | 30日無料 / 月300円/人〜 |
| 対応 |
各サービスの詳細と選定ポイント
HRMOS勤怠(旧イーバランス)— 10名まで完全無料で永続利用可
ビズリーチグループが運営するHRMOS勤怠は、10名まで完全無料で利用できる唯一の勤怠管理サービスの1つです。期間制限がなく、人数が10名以内に収まる工務店・小規模建設会社であれば、コストゼロで勤怠管理を始められます。
GPS打刻・現場直行直帰の対応・36協定チェックが無料プランでも利用可能です。スマートフォンアプリ(iOS/Android)からの打刻に対応しており、現場でスマートフォンを使える環境があれば導入のハードルは低いです。
無料プランの制約は「10名まで」という人数制限のみです。11名以上になると有料プランへの移行が必要になります。月額は1名あたり300円程度からと、有料プランも業界内では手ごろな水準です。
- 向いている会社 — 10名以下の工務店・一人親方チームで、コストゼロで始めたい会社
KING OF TIME — 60日無料トライアル後も業界最安水準
ヒューマンテクノロジーズが提供するKING OF TIMEは、国内シェアトップクラスの勤怠管理サービスです。60日間の無料トライアルは業界最長水準で、有料移行後は月額300円/人(税別)という低価格が特徴です。
GPS打刻・ジオフェンス機能(指定エリアに入ると自動打刻)・顔認証打刻の3方式に対応しており、現場に応じて打刻方法を使い分けられます。36協定の上限超過をリアルタイムに通知するアラート機能が充実しており、2024年問題への対応に有効です。
現場別のプロジェクトコード管理にも対応しており、「どの現場に何時間かけたか」の集計が可能です。給与計算ソフト(マネーフォワード・freee・奉行など)との連携が豊富で、給与計算の手間を大幅に省けます。IT導入補助金の対象ツールとしても登録されており、有料導入時に補助を受けられます。
- 向いている会社 — 20〜200人規模で、60日かけて十分な試用期間を確保したい建設会社
ジョブカン勤怠管理 — 安価な有料プランへの移行がスムーズ
DONUTSが提供するジョブカンシリーズの勤怠管理モジュールです。30日の無料トライアル後は月額200円/人〜の有料プランがあり、業界でも安価とされる水準で有料運用を始められます。
GPS打刻・シフト管理・残業アラートが基本機能として含まれており、中小建設会社の標準的な勤怠管理ニーズはカバーできます。ジョブカンの他シリーズ(採用管理・給与計算・HR)と連携できるため、将来的に人事管理を一本化したい会社には拡張性のあるプラットフォームです。
無料トライアル中は全機能が使えますが、30日後に有料プランへの移行が必要です。トライアル期間が短めのため、慣れるまでの期間として割り切って活用するか、まずHRMOS勤怠の無料プランで基本操作に慣れてからジョブカンの有料プランを検討するという流れも一案です。
- 向いている会社 — 20〜100人規模で、30日のトライアル後すぐに有料移行する意思のある会社
freee人事労務 — 1名まで無料。freeeユーザーに最適
freee人事労務は、1名(または小規模プラン)まで無料で利用できるプランがあります。freee会計・freee給与を使っている建設会社では、データが自動連携されるため給与計算と勤怠管理の一体運用が可能です。
GPS打刻・有給管理・電子申請(マイナンバー連携を含む)に対応しており、中小建設会社のバックオフィス業務を一元化できます。月額2,480円〜(最低利用人数あり)という料金は他サービスと比べてやや高めですが、freeeの他サービスと組み合わせると総合的なコストパフォーマンスが上がります。
1名無料プランは主に個人事業主・一人親方向けです。従業員5名以上の建設会社では有料プランが前提になるため、freeeを既に使っていない場合は他サービスとの比較を推奨します。
- 向いている会社 — freee会計を導入済みの中小建設会社、一人親方・個人事業主
楽楽勤怠 — 法改正対応と現場管理機能が充実
ラクスが提供する楽楽勤怠は、30日間の無料トライアル後に有料プランへ移行する形式です。料金は企業規模によって変わり、要見積もりですが中堅規模(100〜500名)での採用実績が多いです。
GPS打刻・現場直行直帰対応・時間外労働のリアルタイムアラートが充実しており、2024年問題への対応機能が特に手厚いです。勤怠データの不整合を自動検知するエラーチェック機能があり、打刻漏れや異常なデータを管理者に通知します。法改正対応のアップデートが頻繁で、労働法規の変化に自動対応できる点も評価されています。
- 向いている会社 — 50〜200人規模で、法令対応・エラーチェック機能を重視する建設会社
スタッフコード — 建設業特化のGPS勤怠管理
建設業に特化した機能設計が特徴の勤怠管理サービスです。工事現場別の労働時間集計・工事コードの付与・一人親方を含む外注先の勤怠管理に対応しており、建設業の原価管理との親和性が高いです。月額1,980円〜(1アカウント)という料金設定で、30日間の無料トライアルがあります。
ICカードとGPS打刻の両方に対応しており、「ベテランの職人はICカード、若手はスマートフォン」という混在環境でも使えます。建設業界に特化したサポート体制があり、業界固有の運用ルールに関する相談がしやすいのも強みです。
- 向いている会社 — 建設業向けのサービスを優先したい30〜150人規模の建設会社
ジンジャー勤怠 — 人事・給与・勤怠の一元管理を目指す会社向け
jinjerが提供するジンジャー勤怠は、ジンジャー給与・ジンジャー採用などの同シリーズとの連携が強みです。30日間の無料トライアル後は月額300円/人〜の料金体系です。
GPS打刻・シフト管理・多拠点対応が標準搭載されており、複数の工事現場を管理する中堅建設会社の要件を充たします。ジンジャーシリーズで人事系業務をまとめて管理したい場合は、長期的なコスト最適化につながります。
- 向いている会社 — 人事・給与・勤怠をひとつのプラットフォームに集約したい50人以上の建設会社
企業規模別おすすめ
| 規模 | 優先軸 | おすすめ |
|---|---|---|
| 10人以下の工務店 | コストゼロ・シンプル操作 | HRMOS勤怠(無料プラン) |
| 10〜30人の中小建設 | 試用期間の長さ・費用の安さ | KING OF TIME(60日トライアル) |
| 30〜100人の中小建設 | GPS機能・法令対応・価格バランス | KING OF TIME、ジョブカン |
| 100〜300人の中堅建設 | 現場別集計・法改正対応 | 楽楽勤怠、スタッフコード |
| freee会計ユーザー | 連携効率 | freee人事労務 |
| 人事DXを一本化したい | プラットフォーム統合 | ジンジャー勤怠 |
無料プランで対応できないことと有料移行の判断基準
無料プランや短期トライアルでは使えない機能があります。以下に該当する場合は有料プランへの移行を検討します。
無料プランで制限されることが多い機能
- 人数が11名以上(HRMOS勤怠の10名制限)
- 現場コード・プロジェクト別の詳細集計
- 給与計算ソフトとの自動データ連携
- 複数管理者のアクセス権限設定
- 過去データの長期保存(電帳法対応)
- サポートへのアクセス(有料プランのみ電話サポートが付くケースがある)
有料移行を検討するタイミング
無料トライアル終了の2週間前には移行の判断を下すのが理想です。「トライアル中に業務フローに問題なく馴染んでいるか」「従業員が打刻を忘れずに続けられているか」「管理者が集計・確認を無理なく行えているか」の3点を基準にします。
-
GPS打刻の精度 — 現場の屋内・地下・電波の弱い場所でも正常に打刻できるか
-
打刻漏れの頻度 — 従業員が自発的に打刻できているか、リマインド機能が有効か
-
現場別集計の使いやすさ — 管理者が月次集計を行う際の操作が複雑すぎないか
-
給与計算ソフトへのデータ出力 — CSV等での出力形式が既存の給与ソフトに対応しているか
勤怠管理アプリ導入ステップ
現状の課題と必要機能を整理する
「打刻漏れが多い」「現場別の集計ができていない」「36協定の管理が手作業」など、現状の課題を書き出し、必須機能と優先度を決める。無料プランで充足できる範囲を事前に把握しておく。
1〜2サービスを選んでトライアルを開始する
候補を2つに絞り、実際に管理者と従業員5〜10名でトライアルを行う。GPS打刻の精度・操作性・集計の使いやすさを実業務で確認します。HRMOS勤怠の無料プランとKING OF TIMEの60日トライアルを並行で試すのも有効。
全員への周知と打刻ルールを統一する
打刻タイミング(出勤前・退勤後に行う)、GPS打刻の方法、打刻忘れ時の対処手順を従業員全員に徹底する。1ページの操作マニュアルを現場に掲示・配布しておくと定着率が高まる。
月次集計・給与計算との連携を確認する
月末に勤怠データを集計し、給与計算ソフトへのデータ出力を行う。初回は時間がかかるが、2〜3か月で慣れれば作業時間は大幅に短縮される。この段階で問題があれば有料プランへの移行前に洗い出す。
IT導入補助金を活用して有料プランへ移行する
KING OF TIME・ジョブカン勤怠管理・楽楽勤怠・スタッフコード・ジンジャー勤怠などはデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の対象ツールとして登録されています。無料プランで業務フローを確認したのちに有料プランへ移行する際、補助金を活用することで初期費用を抑えられます。
補助率や上限額は年度ごとに変わりますが、SaaS型の勤怠管理ツールではソフトウェア費用が補助対象となることが多いです。IT導入補助金の申請には認定支援機関やIT導入支援事業者(ベンダー)のサポートが必要ですので、有料移行を検討するタイミングで確認を始めることをおすすめします。
有料移行した場合のコストと投資回収の試算
無料プランで問題なく使えていても、会社の成長や機能要件の変化で有料プランへの移行が必要になります。移行後のコストと投資回収の目安を整理しておきます。
主要サービスの月額費用(30名規模の場合)
| サービス | 月額費用(30名) | 年間費用 |
|---|---|---|
| KING OF TIME | 300円×30名=9,000円 | 108,000円 |
| ジョブカン勤怠管理 | 200円×30名=6,000円 | 72,000円 |
| HRMOS勤怠(有料) | 300円×30名=9,000円 | 108,000円 |
| スタッフコード | 1,980円〜(要見積もり) | 要確認 |
投資回収のシミュレーション(30名規模の建設会社)
勤怠管理の業務効率化で削減できる工数の一例として、管理者(給与担当)が月次集計・残業チェック・申請処理に使う時間が月20時間から5時間に削減される場合、時給換算(2,500円/時)で37,500円/月の削減効果があります。年間では45万円の削減に対して、KING OF TIMEなら年間約11万円の費用であり、初年度から大きなROIが見込めます。
さらに、現場別の労働時間が正確に把握できることで、工事原価の精度が向上し、採算の悪い案件を早期に発見できるようになるという副次的効果もあります。勤怠管理アプリの費用対効果は「管理工数の削減」だけでなく「原価管理の精度向上」という観点でも評価できます。
Excelや紙の勤怠管理と比較したメリット・デメリット
「Excelで管理できているから今のままでいい」という声も多くありますが、建設業の規模が一定以上になると限界が出てきます。
| 管理方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 紙のタイムカード | 初期費用ゼロ・操作不要 | 集計に時間がかかる・改ざんリスク・リモートで確認不可 |
| Excel管理 | 柔軟なカスタマイズ | 属人化・ミス多発・GPS対応不可・現場確認できない |
| クラウド勤怠アプリ | GPS打刻・自動集計・リアルタイム確認 | 月額費用・従業員への操作説明が必要 |
建設業の場合、特に「現場確認できない」という問題が致命的です。担当者が現場に出てしまうと、紙やExcelでは打刻の確認も修正もリアルタイムに行えません。クラウド勤怠アプリなら管理者がオフィスや自宅から現場スタッフの打刻状況をリアルタイムで確認・修正できます。
2024年問題対応の観点では、月次の時間外労働を自動集計してアラートを出せるクラウドアプリ以外の選択肢は、実質的に機能しなくなっています。Excelで36協定の管理を手作業で行うことは、データ更新のタイムラグと計算ミスのリスクから、法令違反を見逃す可能性が高まります。
導入後によくある失敗と対策
打刻漏れが多くて正確なデータが取れない
「打刻を忘れた」「スマートフォンの電池が切れていた」などの理由で打刻漏れが発生すると、集計データの信頼性が下がります。対策は①リマインド通知の設定(出勤予定時刻の10分後に未打刻者へ自動通知)、②管理者が週次でエラーチェックを行う運用ルールの策定です。
GPS精度の問題で「現場にいないのに現場と認識される」
スマートフォンのGPS精度は場所によって10〜100mの誤差が生じます。打刻場所の設定半径を適切に調整するか、ジオフェンス機能でエリア内自動打刻を使うと精度が上がります。屋内や地下では電波が弱くGPS精度が落ちるため、QRコード打刻を補助的に使う運用も有効です。
無料プランから有料プランへの移行で過去データが引き継げない
サービスによって、プラン変更時の過去データの取り扱いが異なります。特に電帳法の観点から勤怠記録の保存義務がある期間(5年以上)を考慮すると、移行時のデータ継続性を事前に確認しておくことが重要です。
無料プランから有料プランへの切り替えタイミング
無料プランで運用を始めた後、以下の3つのサインが出たら有料プランへの移行を検討するタイミングです。
人数制限に達した
HRMOS勤怠の無料プランは10名まで。採用が進んで11名以上になった時点で、有料プランへの移行か別サービスへの乗り換えが必要になります。乗り換えの際はデータ移行の可否を確認しておきましょう。
36協定の管理を本格化したい
無料プランでも月次の集計はできますが、従業員ごとの上限アラート設定やリアルタイムの残業時間警告は有料機能に限定されているサービスが多いです。2024年問題対応で残業管理を厳格化する段階になったら、有料プランへ移行するか、36協定管理に強いKING OF TIMEへ切り替えを検討します。
給与計算・会計ソフトとの連携が必要になった
従業員10名以下の段階では手作業での給与計算も許容範囲ですが、20〜30名規模になると連携の有無が作業負担に直結します。マネーフォワード クラウド給与やfreee人事労務との連携はほとんどのサービスで有料プラン以上の機能です。
有料プランのコスト感
参考として、従業員30名規模での月額費用の目安を整理します。
| サービス | 月額(30名) | 年額換算 |
|---|---|---|
| KING OF TIME | 9,000円 | 108,000円 |
| ジョブカン勤怠管理 | 6,000円 | 72,000円 |
| 楽楽勤怠 | 応相談(月30,000円〜) | 360,000円〜 |
| スタッフコード | 応相談 | — |
IT導入補助金を活用すれば、導入費用と初年度の利用料の最大3/4(補助率によって異なる)を補助できます。有料移行のタイミングで補助金申請を同時に進めると、実質的なコストを大幅に抑えられます。
よくある質問
- 建設業向けの勤怠管理アプリで完全無料のものはありますか?
- HRMOS勤怠(10名まで永続無料)が建設業向け機能(GPS打刻・36協定チェック)を搭載した完全無料プランを提供しています。10名以下の工務店や小規模建設会社であれば、コストゼロで勤怠管理を始められます。
- GPS打刻に対応した無料・低コストの勤怠管理アプリはどれですか?
- GPS打刻に対応している無料・低コストサービスとして、HRMOS勤怠(無料)、KING OF TIME(60日無料トライアル後月300円/人〜)、ジョブカン勤怠管理(30日無料後月200円/人〜)、スタッフコード(建設業特化)が挙げられます。
- 建設業の2024年問題に対応した無料の勤怠管理アプリはありますか?
- HRMOS勤怠の無料プランとKING OF TIMEのトライアルはどちらも36協定チェック機能を搭載しています。時間外労働の上限アラートを設定することで、2024年問題への対応を無料・低コストで始めることができます。
- 勤怠管理アプリの無料トライアルと完全無料プランの違いは何ですか?
- 無料トライアルは一定期間(30〜60日)だけ全機能が使える仮の利用期間で、終了後は有料プランへの移行か利用停止になります。完全無料プランは期間制限なく使えますが、人数制限(10名まで等)や機能制限があります。
- 勤怠管理アプリはIT導入補助金の対象になりますか?
- KING OF TIME・ジョブカン勤怠管理・楽楽勤怠・スタッフコードなどはデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の対象ツールとして登録されています。無料プランで試用後に有料プランへ移行する際に補助金を活用できます。
- 現場直行直帰に対応した勤怠管理アプリの選び方は?
- スマートフォンからGPS打刻できることが最低条件です。加えて「ジオフェンス機能(特定エリアに入ると自動打刻)」「現場別・プロジェクト別の労働時間集計」があると、直行直帰の多い建設現場での運用がより正確になります。KING OF TIMEとスタッフコードはこれらの機能が充実しています。
- 小規模建設会社(10人以下)が無料で始めるとしたらどれがおすすめですか?
- 10人以下であればHRMOS勤怠の完全無料プランが最初の選択肢です。GPS打刻・36協定チェックが無料で使え、将来的に人数が増えた段階で有料プランへ移行できます。freee会計を利用している場合はfreee人事労務の1名無料プランも検討してください。
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参考情報
-
厚生労働省「建設業における時間外労働の上限規制について」 — 2024年問題の制度解説
-
デジタル化・AI導入補助金 公式サイト — 補助金対象ツールの検索
-
厚生労働省「毎月勤労統計調査」(2025年度版) — 産業別の時間外労働データ
-
CCUSとは?建設キャリアアップシステム解説 — 勤怠とCCUSの連携
-
建設業のDX、何から始める? — 勤怠管理から始めるDX