この記事の監修 山本 貴大 / 株式会社ローカルマーケティングパートナーズ 代表取締役

建設業×DXの専門メディア「ケンテク」編集長。中小建設会社のDX導入支援・マーケティング支援に従事。

建設業 2024年問題とは — 施行2年後の現状

2024年4月、建設業に対する時間外労働の上限規制が適用された。これが「2024年問題」と呼ばれる課題の始まりです。

具体的な規制内容を整理します。

規制の種類上限
原則(通常期)月45時間・年360時間
特別条項(繁忙期)月100時間未満・年720時間
2〜6ヶ月平均月80時間以内

違反した場合は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金(労働基準法第119条)が科される。法人への両罰規定もあり、企業として処罰される可能性があります。

施行から2年が経過した2026年時点で、対応状況はどうなっているか。国土交通省が2025年度に実施した調査によれば、中小建設会社(従業員50人未満)の約42%が「まだ対応が不十分」と回答している。大手ゼネコンと比較して、中小企業での対応格差が顕在化している状況です。

違反リスクは現実的な経営課題

「まだ大丈夫だろう」という楽観は危険です。労働基準監督署による建設業への立入調査は増加傾向にある。1件の違反が報道されると受注活動にも影響するため、コンプライアンス対応は経営の最優先事項として位置づけるべきです。

建設業だけ5年間の猶予があった理由

2019年の労働基準法改正で他業種の時間外上限規制が先行適用された際、建設業には2024年3月末まで5年間の猶予が設けられた。この背景には、建設業の構造的な問題があります。

天候に左右される工期、発注者主導で設定される工程、多重下請け構造の中での人員調整の難しさ——これらが積み重なって、建設業では「残業が当たり前」という文化が長年続いてきた。

2024年以降、この構造を変えることが法的に義務付けられた。対応を先送りしてきた会社と、早期から準備を進めてきた会社の差は、2026年現在において採用力・現場の安定稼働・利益率の面で明確に出始めている。


対応できている会社と遅れている会社の分岐点

「2024年問題への対応が進んでいる中小建設会社」と「進んでいない会社」では、何が違うのか。複数の事例を分析すると、3つの明確な分岐点が見えてくる。

分岐点1: 経営者が数字で現状を把握しているかどうか

対応が進んでいる会社は、まず勤怠データを正確に把握することから着手している。「うちの残業は多いとは思うが、実際どのくらいかは把握していない」という状態では、何を改善すればいいか分かりません。

特定の現場・特定の社員への業務集中は、勤怠データを可視化して初めて発見できる。エクセル管理や紙の勤怠表では、この分析が事実上不可能です。

分岐点2: 工程計画に「バッファ」が設計されているかどうか

対応が遅れている会社に共通するのは、「ギリギリの工程表」を組む習慣です。悪天候・資材遅延・前工程の遅れが発生した時点で、残業で取り戻すしかない構造になっている。

対応できている会社は、工程のどこかに意図的なバッファ(予備日)を設けている。バッファが消費された場合の対処フロー(発注者への工期延長交渉、外注活用の判断基準など)も事前に定めている。

分岐点3: 採用と定着に投資しているかどうか

残業規制への対応は、「今いる人員で残業を減らす」だけでは限界があります。生産性向上で対応できる部分と、人員を増やさなければ解決しない部分があります。

採用サイトの整備、処遇改善、社内環境の見直しに投資している会社は、若手の採用・定着に成功しており、人員増によって一人あたりの負荷を減らすことができている。


事例1〜3: 勤怠管理・工数管理のDXで時間外削減

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事例1: 埼玉県・土木工事会社(従業員28名) — 勤怠アプリ導入で月平均12時間削減

課題: 現場監督3名が月60〜80時間の残業常態化。紙の勤怠表で状況が月次でしか把握できず、対策が後手に回っていた。

施策: 建設業向け勤怠管理アプリを導入し、GPS打刻による正確な出退勤記録を開始。月次から週次の勤怠確認に切り替え、残業が月40時間を超えそうな社員には自動アラートが飛ぶ設定にした。

結果:

指標導入前導入後(6ヶ月後)
現場監督の月平均残業時間68時間56時間
月80時間超の社員数月平均2.1名0名
勤怠集計にかかる事務時間月8時間月1時間

勤怠データの見える化によって、「特定の現場だけ残業が突出している」という事実を初めて数字で把握できた。その現場への職人追加配置と工程修正を早期に実行でき、残業の連鎖を防げるようになった。

ポイント: アプリ導入だけでなく「週次でデータを確認して対策を打つ」という運用ルールを作ったことが成功の鍵でした。ツールが入っても活用されなければ意味がありません。


事例2: 神奈川県・設備工事会社(従業員35名) — 工数管理の精密化で原価と残業を同時改善

課題: 工事ごとの実際の工数が把握できておらず、見積もりの精度が低く赤字工事が発生していた。残業も「どの工事のどの作業で増えているか」が不明で改善策が打てなかった。

施策: 施工管理アプリで工事別・作業別の工数入力を開始。「何の作業に何時間かかったか」を現場監督が日報代わりにアプリ入力する運用に切り替えた。最初の3ヶ月は入力率の徹底に注力し、月次で入力漏れをフォロー。

結果:

指標施策前施策後(1年後)
赤字工事の発生率月1〜2件月0〜1件
現場監督の月平均残業時間58時間44時間
見積精度(実原価との乖離)±20〜30%±10〜15%

工数データが蓄積されたことで、「この規模のリフォームは実際に何人工かかるか」というデータドリブンな見積もりが可能になった。過少見積もりによる工期内完工のプレッシャーが減り、残業の一因を解消できた。


事例3: 愛知県・リフォーム会社(従業員22名) — ペーパーレス化で移動・書類作業時間を削減

課題: 現場監督が1日1〜2時間を「事務所に戻って書類作業」に費やしていた。日報・写真台帳・工事記録などの書類作成がすべて手書きまたはPC入力。

施策: ペーパーレス化をテーマにクラウド型施工管理アプリを導入。現場でスマートフォンから日報・写真・作業記録を入力できる体制に切り替えた。書類の承認フローも電子化し、押印のための出社をゼロにした。

結果:

業務BeforeAfter削減時間(月)
日報作成紙に手書き→事務所で入力現場でスマホ入力約10時間/人
写真台帳作成PCに貼り付け作業アプリ自動生成約8時間/人
書類の承認・押印事務所往復電子承認約6時間/人

現場監督1人あたり月24時間の削減を達成。事務所への移動往復時間がほぼなくなったことで、現場滞在時間が増え、品質管理のクオリティも向上した。

ペーパーレス化はDX入口として最適

書類作成・管理のデジタル化は、ITに不慣れな社員でもスマートフォンで対応できるため、建設業のDXの入口として最も着手しやすい。勤怠管理と組み合わせると効果が相乗する。


事例4〜5: 工程最適化・外注活用で生産性向上

事例4: 大阪府・建築工事会社(従業員45名) — 週次工程会議の導入で工期遅延と残業を同時削減

課題: 工程の遅延が発生するたびに残業で吸収する体質が定着していた。工程表は作成するが週次でのモニタリングがなく、問題発覚が遅れがちだった。

施策: 毎週月曜朝8時に30分の工程会議を設定。担当現場監督が前週の進捗と当週のリスクを報告し、危険を早期察知したら即座に対策(職人追加・外注発注・工種の前後入れ替え)を実行するフローを作った。工程管理ツールで全現場の進捗をリアルタイムで確認できる体制も整備。

結果:

指標施策前施策後(8ヶ月後)
工期遅延の発生頻度月2〜3件月0〜1件
遅延発覚から対策実行までのリードタイム平均5日平均1.5日
月45時間超の残業者数平均4.2名平均1.8名

「問題が起きてから残業で解決する」ではなく「問題が起きる前に手を打つ」サイクルが定着した。特に、外注業者への依頼を早期に実行できるようになったことで、追加人員の確保が間に合わないリスクが大幅に下がった。


事例5: 千葉県・専門工事会社(従業員18名) — 外注先との連携強化で繁忙期の残業山を平準化

課題: 繁忙期に仕事が集中し、月100時間近い残業が発生。閑散期との波が大きく、通年での安定した働き方が難しかった。

施策: 日頃から連携している外注先2社と、「繁忙期における優先発注の覚書」を締結。繁忙期の工事量が平常時の1.3倍を超えた時点で、一定の工種を外注先に回す基準を事前に決めた。外注費の増加分は見積単価への転嫁を発注者と交渉し、年間を通じた関係で合意を取り付けた。

結果:

指標施策前施策後(1年間)
繁忙期のピーク残業時間(最大)月98時間月72時間
月45時間超の延べ人月(年間)34人月18人月
外注費の増加年間約180万円増
採用コスト(繁忙期の人材不足起因)年間約90万円年間約20万円

外注費の増加は発生したが、繁忙期の人材不足に起因する採用コスト・残業代・品質低下リスクを考慮すると、収支的にはプラスと評価している。外注先との関係が深まったことで、繁忙期以外の情報共有・技術連携も活発になった。


事例6〜7: 採用・定着強化で人材不足に対応

事例6: 静岡県・総合建設会社(従業員52名) — 採用サイト整備と処遇改善で若手入職率が向上

課題: 毎年の求人に対して応募者数が少なく、採用できても3年以内の離職率が高かった。残業時間の多さが敬遠の一因と認識していたが、改善の糸口がつかめていなかった。

施策: 以下の3つを並行して実施した。

まず、採用サイトを全面リニューアルした。「週休2日制の実現に向けた取り組み」「先輩社員のリアルな声」「残業時間のデータ公開」を掲載し、入社後のギャップを減らすことを意識した。

次に、建設キャリアアップシステム(CCUS)の能力評価に連動した賃金テーブルを整備した。経験・スキルが正当に評価される制度を明示することで、長期在籍のインセンティブを設計。

三つ目として、キャリアアップ助成金を活用して処遇改善の一部を補助。1人あたり最大57万円の助成金を受け取り、賃上げの財源の一部に充てた。

結果:

指標施策前施策後(2年後)
年間応募者数平均12名平均28名
採用人数年2〜3名年5〜6名
3年以内離職率38%22%
現場監督の平均残業時間62時間/月49時間/月

採用人数が増えたことで一人あたりの担当現場数が適正化され、それが残業時間の削減にもつながった。「残業が減れば採用しやすくなり、採用が増えれば残業が減る」という好循環が始まっている。


事例7: 福岡県・内装工事会社(従業員31名) — 外国人技能実習生の受入れと定着支援で人員不足を解消

課題: 職人の高齢化が進み、熟練技能者の退職が相次いでいた。地元での新規採用が年々難しくなり、工事の受注量を意図的に絞らざるを得ない状況だった。

施策: 監理団体を通じた技能実習生(内装仕上げ職種)の受入れを開始。初期費用と管理コストの試算を行い、3年間の在籍で採算が取れることを確認した上で意思決定した。

受入れと同時に、日本語学習支援(週1回のオンライン授業費用を会社負担)と生活支援(住居の提供・地域ガイダンス)を整備。職場での日本人社員とのコミュニケーション促進のため、多言語対応の作業指示書も作成した。

結果:

指標施策前施策後(3年後)
技能実習生の在籍数0名8名
年間受注可能工事量制限あり約1.4倍に拡大
日本人社員の月平均残業時間55時間43時間
技能実習生の修了後継続率62.5%(特定技能移行)

技能実習制度は「受入れれば終わり」ではなく、定着・戦力化するための支援が不可欠だと実感した。日本語・生活支援への投資が功を奏し、実習修了後に特定技能ビザへ移行して継続雇用できたケースも多い。

外国人材の活用は長期戦略で考える

技能実習・特定技能の活用は、即効性のある人員補充策というよりも、3〜5年単位で人材を育てる中長期の採用戦略として捉えることが重要です。受入れ前に監理団体・行政書士と丁寧に準備することが成功の前提になります。


失敗事例: 「残業代を削減しただけ」で離職が増えたケース

2024年問題への対応で失敗したケースも存在する。共通しているのは「手段が目的化した」点です。

失敗パターン1: 強制的な退社命令で社員が不満爆発

ある建設会社では、残業規制への対応策として「18時以降の残業禁止令」を経営者判断で即時施行した。しかし業務量は変わらないため、社員は「やるべき仕事が残っているのに退社しなければならない」状況に追い込まれた。

結果として、「残業を申請できない」「仕事を自宅に持ち帰る」という状況が発生。サービス残業が常態化し、翌年の定期採用シーズンに複数の現場監督が退職した。

反省点: 残業を減らすには「業務量自体を減らす」か「人員を増やす」か「生産性を上げる」しかありません。強制退社は問題の先送りであり、社員の不満を蓄積させる。

失敗パターン2: 残業代の計算方法を変えて手取りを減らした

時間外割増賃金の支払い方法を見直し、「定額残業代(固定残業代)」制を導入した会社があります。従来より月々の残業代が減ったと感じた社員からの不信感が高まり、求心力が低下。退職者が続出した。

反省点: 固定残業代制は適法な制度だが、導入には透明性のある説明と、残業実態が固定額を上回らない仕組みの整備が不可欠です。「コスト削減」を前面に出した導入は社員の反発を招く。

失敗パターン3: DXツールを入れたが誰も使わなかった

「DXで残業を削減する」として施工管理アプリを導入したが、現場への定着に失敗。ベテラン社員を中心に「紙の方が早い」「操作が難しい」という声が多く、3ヶ月後にはアプリを使う社員がほぼいなくなった。

年間60万円のコストだけが発生し、残業は改善しなかった。

反省点: DXツールの導入は「使われる仕組み」をセットで設計する必要があります。ツールに合わせて業務フローを変えること、導入初期の丁寧なトレーニング、ITに不慣れな社員への個別サポートが定着の鍵です。


2024年問題対応に使える補助金・助成金

残業削減・生産性向上・採用強化の施策には、複数の補助金・助成金が活用できる。

IT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金)

勤怠管理アプリ・施工管理アプリ・工程管理ツールなどのITツール導入費用を補助。補助率1/2〜3/4、上限5万〜450万円(申請類型によって異なる)。建設業向けのアプリはIT Tool登録リスト掲載製品も多く、申請しやすい。

詳細は建設業のIT導入補助金活用ガイドを参照。

働き方改革推進支援助成金(時短コース)

時間外労働の削減に取り組む中小企業に対する助成金。改善計画の認定を受けて施策を実施し、所定の目標達成で助成。助成額は最大200万円。厚生労働省が管轄し、労働局・ハローワークで申請できる。

キャリアアップ助成金

非正規雇用の社員を正社員へ転換、または処遇を改善した場合に支給。1人あたり最大57万円(正社員転換コース)。採用後の定着支援と組み合わせることで、人材投資コストの圧縮につながる。

業務改善助成金

生産性向上のための設備投資(機械・ソフトウェア等)と合わせて、事業場内最低賃金の引上げを行う中小企業への補助。補助率4/5、上限600万円(増額した最低賃金額と労働者数による)。

補助金は「施策ありき」で選ぶ

「補助金が使えるから」という理由でツールや取り組みを選ぶのは本末転倒です。まず自社の課題を明確にし、その解決策に合致する補助金を後から探す順番が正しい。建設業の2024年問題対応に絡む補助金は複数あるため、認定支援機関(税理士・中小企業診断士等)に相談すると整理しやすい。


よくある質問(FAQ)

よくある質問

建設業の2024年問題で具体的に何が変わりましたか?
2024年4月から、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。原則として月45時間・年360時間を超える残業は違法となります。特別条項を設ければ繁忙期は最大月100時間未満・年720時間まで認められますが、これを超えた場合は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金の対象になります。
2024年問題対応が遅れるとどうなりますか?
労働基準監督署の調査・是正勧告・罰則(懲役・罰金)のリスクがあります。また、採用活動での不利(残業が多い会社として敬遠される)や、若手社員の離職加速といった経営上のリスクも無視できません。取引先やゼネコンからの指導が入るケースも報告されています。
中小建設会社が2024年問題に対応するための最初の一歩は何ですか?
まず現状の勤怠データを正確に把握することが最初の一歩です。紙の勤怠表や感覚での管理では問題の全体像が見えません。勤怠管理アプリで社員別・現場別の残業時間を可視化し、改善が必要な箇所を特定することから始めてください。
勤怠管理アプリの導入にはどれくらいの費用がかかりますか?
建設業向け勤怠管理アプリは月額1〜5万円程度(従業員規模による)が一般的です。IT導入補助金を活用すれば初期費用の1/2〜3/4の補助を受けられます。無料トライアルを提供しているサービスが多いため、まず試してから導入判断をすることをお勧めします。
2024年問題対応として工程表の改善が有効と聞きました。具体的にどうすれば良いですか?
工程表にバッファ(予備日)を意図的に設けることが有効です。全体工期の5〜10%を予備として確保し、悪天候・資材遅延・前工程の遅れが発生した時でも残業なく吸収できる設計にします。また週次の工程会議で早期に遅延を察知し、外注活用などの対策を迅速に実行するフローも重要です。
採用強化と2024年問題対応はどう関係しますか?
根本的な解決には、残業を減らす施策(ツール導入・工程改善)と人員を増やす施策(採用・定着)の両輪が必要です。採用を強化して一人あたりの担当現場数を適正化すれば、残業の絶対量を減らせます。また、残業が少ない会社は採用広報でアピールしやすく、採用競争力が上がるという好循環も生まれます。

まとめ — 2024年問題対応は「3つの柱」で考える

7つの事例から見えてきた共通点は、成功している会社は以下の3つを並行して進めているという点です。

第1の柱: 可視化 — 勤怠データ・工数データを正確に把握し、問題箇所を特定する。ここなしには改善策を打ちようがありません。

第2の柱: 業務改善 — ペーパーレス化・工程管理改善・外注活用など、「残業が発生する構造」を変える施策を実行する。

第3の柱: 人材確保 — 採用強化と定着支援で人員を充実させ、一人あたりの負荷を適正化する。

この3本柱を「どこから着手するか」は会社の状況によって異なる。まず現状の勤怠データを可視化し、自社のボトルネックを確認することから始めてほしい。

勤怠管理ツールの選定には建設業向け勤怠管理アプリ比較を、施工管理の効率化には建設業向け施工管理アプリ比較を、採用強化の具体策は建設業の採用サイト作成ガイドを参照してほしい。補助金を活用したい場合は建設業のIT導入補助金活用ガイドもあわせて確認を。


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